海の前の神殿

佐賀県唐津市の呼子港でイカの天ぷらやしゅうまいを食べているとき、唐津の情報誌の表紙がふと目にとまりました。そこには海に面した荘厳な神社の写真が載っていました。「ここはすごい神社だな。いつか行ってみたい」。そのときはそう思っただけでした。それがまさか、その1時間後にそこを訪れることになるとは。

そのイカを食べ終わったあと、離島へ渡る予定だったのですが、車の駐車場が見つからず、フェリーに乗ることができませんでした。じゃあ近くの加部島に行ってみるかと、なんとなく車で走ってきて偶然たどり着いたのが、この田島神社だったのです。

御祭神は田心姫君(たごりひめ)、市杵島姫君(いちきしまひめ)、湍津姫君(たぎつひめ)の三女神。総本山の宗像大社と同じで、ここでは「田島三神」と呼ばれ、航海の安全を見守っています。

境内には、日本三大悲恋伝説として知られる佐用姫(さよひめ)の神社もありました。その伝説とは、今から1500年ほど前、朝廷から派遣された武将、大伴狭手彦が、長者の娘・佐用姫と恋に落ちるも、狭手彦は朝鮮半島へ出征。佐用姫は山の頂から領布(ひれ)を降って別れを惜しみ、この加部島まで来て7日7晩泣きはらした末、悲しみのあまり神石となってしまった、というもの。その後、佐用姫の思いが通じたのか狭手彦は無事帰国。以後、唐津城主の姫君などがお忍びで参拝され、縁結びの神様として慕われているとのこと。

新年早々、素敵な神社に導かれたことに感謝!今年はいいことありそうです。階段を上った門から前の漁港を見下ろした光景や、海も透明できれいでした↓

 

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