希望の灯

昨年7月、1時間に169ミリの雨量を記録するなど未曾有の集中豪雨災害に見舞われた福岡県朝倉市。朝倉インターからほど近いこの某地区でも河川が氾濫。道路や田畑が土砂に覆われるなど、以来、地域の人たちは生活再建と復興のため、大変な時を過ごしてきました。

毎年5月末から6月初旬にかけて、昔からここではたくさんのゲンジボタルが川沿いや森の木々を舞うそうです。地元のある人は「濁流でホタルが流されてしまって、今年は現れないのでは…と半ば諦めていたんです」と明かします。

でも、そんな心配は杞憂に終わり、この地区については豪雨被害などなかったかのごとく、今年も数えきれないほどのホタルが舞ったのでした。ほのかな光で真っ暗の森を照らす光景は、希望の灯(ともしび)。まるでクリスマスツリーのようでした。(撮影は6月9日)