深まる秋に

4日、7月21日の本完成発表会以来、3ヶ月半ぶりに、備中松山城の猫城主さんじゅーろーに会いに行ってきました。

早朝、お城を訪ねると、さんじゅーろーは僕のことを覚えていてくれたのか、タタタっと駆け寄ってきて、短く「にゃん」と鳴き、ゴロンとお腹を見せました。もうそれだけで、本を書いていたときの苦労が吹っ飛びました。

この日は3連休の最後とあって、千人以上が登城。やってきた人たちはみんな、さんじゅーろーの姿を見ると笑顔になります。知名度が上がったこともあり、以前よりも何倍も人気者になった感がありました。

お城の管理人さんは、一度にたくさんの人がやってきて、触られたり写真を撮られたりするとストレスがたまるだろうからと、たまにさんじゅーろーを管理事務所の中にひっこめるのですが、さんじゅーろーはじっとしておらず、自ら進んでまたお客さんが集まる方へ行って寝たりしていました。

普通の猫と比べると、考えられないほど”サービス精神旺盛”。そんなことができるのは、人間を信じ切っており、大勢の人と接することも苦に思っていないからでしょう。その姿を見て、僕はまた、さんじゅーろーのことがたまらなく愛おしくなってしまいました。

お城ではようやくもみじが色づき始めたばかり。管理人さんに協力してもらい、深まる秋バージョンのさんじゅーろーをカメラに収めました。