今日の正午、福岡市役所で「医療、介護関係者に感謝の拍手をおくろう」との取り組みが初めて実施されました。市役所は3分間、ベランダに出てきた職員たちの拍手に包まれ、賛同する人たちもまちのあちこちで拍手をおくったそうです。
「フライデーオベーション(金曜日の拍手)」と名付けられたこの試み、緊急事態宣言が出ている間、これから毎週金曜日の正午にやるとのこと。福岡らしくて素晴らしいムーブメントだと思います。
この社会は立場や考え方、職業の違う様々な人たちがたくさん集まって一つです。たとえば、コンビニでいつでもおにぎりを買って食べられる、ということひとつをとっても、生産者、メーカー、物流業者、小売業者をはじめ、何百人、何千人が関わってはじめて実現できること。
一人ひとりがそれぞれの立場でできる最善のことをし、直接目には見えないかもしれないけれど、自分の生活や命を支えてくれている他の人たちに「ありがとう」を伝える。そんな素直な気持ちが、今ほど求められているときはないと思います。世界各国でこうした拍手がいま行われているなか、日本でも福岡のこの取り組みがきっかけとなって、全国に広がっていけばと感じました。
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