「これまで経験したことがない」と言われた台風10号が未明に通過していきました。福岡では想像していたほどの強い風雨ではなく、幸いにも被害は少なくて済みました。理由としては、その前に通過した台風9号により海水温が低くなり、10号はそこを通ったため、たまたま予想より勢力が弱まったのだそうです。
ただ、局地的には大きな被害も。糸島の雉琴(きじこと)神社は、日本武命(やまとたけるのみこと)を御祭神とし、1700年の歴史を持つ神社。4、5月には藤棚が美しいことでも知られ、僕も今年4月26日に撮影していました(藤棚は無事です)。

昨夜の強風によって本殿横にある樹齢200年の御神木のけやきが地面から持ち上げられ、本殿を直撃してめちゃくちゃに。氏子さんらは「言葉がない…」と、呆然と見つめていました。カメラを通じてこうした自然の猛威を目の当たりにするとき、人間は謙虚であらねばならないと改めて感じます。

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